お正月飾り いつから飾る? いつまでに片付ける?処分方法は?
2016/11/13
お正月の飾りはいつまでに外せばよいのでしょうか?
そしていつから飾るのがいいのでしょうか?
お正月の飾りと言えば門松、しめ飾り、鏡餅ですね。クリスマスが終わり慌ただしい中、お正月の準備をしなければいけません。
漠然と元旦になる前にという感じでしょうか。
そしてお正月を迎えますがそのまま飾りを放置しておくわけにはいきません。いったいいつからいつまで飾るものなのでしょうか。
飾る時期と処分の仕方についてまとめたいと思います。
・お正月の飾りはいつからいつまで飾るのか
いつから飾るか
お正月は新しい歳神様を迎えてその年の家族の平安と五穀豊穣を祈るためのものとされてきました。歳神様が降りてきてお帰りになるまでの期間を松の内と言い、それが門松を飾る期間とされます。
松の内は12月13日からになります。これは松迎え(門松用の松を山から切ってくる日)にあたります。
従って12月13日以降ならいつ飾ってもいいことになっていますが、さすがにクリスマス前に飾る人はあまりいません。
ですのでそれ以降の日のいつが良いのかですが、29日は「二重苦」や9「苦」がつくので良くないとされ、また31日も「一夜飾り」となって良くないとされます。基本的には28日より以前に飾るのが良いとされています。
30日はOKという説もありますが、旧暦では晦日となり最後の日となるため気になる方は避けたほうが無難でしょう。
いつまで飾るか
松の内が終わるまで飾るのですが、関東では1月7日、関西では1月15日と地域差があります。また20日という地域もあるようです。
これは元々松の内は15日、鏡開きは20日と決まっていたのですが、徳川家光が4月20日に亡くなり1月20日が忌日となり鏡開きを11日に変更したところから来ています。鏡開きを行った後に飾りを飾っておくのはおかしいので松の内も7日に変更されました。
従って関東中心に7日に片付けることになりました。但し関西方面にはあまりそれが広まらなかったようで15日に片付けるままとなっています。地域によって差があるので気になる方は近くの神社で尋ねられるとよいでしょう。
関西では15日に鏡開きを行うことが多いですが、京都近辺では4日に行うことが多いようです。地域差でいろいろです。
・お正月の飾りの処分方法
門松としめ飾りは小正月と呼ばれる1月15日に行われるどんど焼きという火祭り行事で処分するのがよいでしょう。
歳神様を天にお返しするという行事で各神社で行われています。
ちなみにどんど焼きですが「どんと焼き」や「とんど焼き」と呼ばれる地域もあるようで呼び方に地域差があります。
もしどんど焼きで処分できなかった場合は家庭の一般ごみとして処分します。細かくし、塩で清めた後、紙で包み、他の一般ゴミとは分けて捨てるようにしましょう。
鏡餅は手や木槌や金槌で割ります。包丁などの刃物を使うのはやめましょう。切腹に繋がるとのことでよくないとされています。
割った後はおしるこやお雑煮などにしていただきましょう。
昔はおしるこはごちそうだったようですよ。
・まとめ
お正月の飾りは門松、しめ飾り、鏡餅すべて12月28日に飾るのが一番良いです。片付けるのは門松、しめ飾りは1月7日(関東)、1月15日(関西)その他地域差があります。鏡開きは1月11日(関東)、1月15日(関西)、1月4日(京都)その他地域差あります。
処分方法は門松、しめ飾りはどんど焼きで、鏡餅は美味しくいただきましょう。
年に1回のお正月。歳神様を敬う行事です。門松は少し値が張りますし最近飾っているところは少ないですが、しめ飾りや鏡餅は安く買えますので、それだけでも是非飾りましょう。