冷凍すると美味しくなる食べ物とは？

2016/09/27 2016/10/17

普通に食べるより冷凍したほうが美味しくなる食べ物ってあるのを知っていますか。

なぜわざわざ冷凍するんだろうって思いますが、その方がいい食べ物ってあるんですよ。

私もびっくりしました。今回はそういう食べ物を紹介します。合わせて冷凍してはいけない食べ物も紹介します。

・冷凍したら美味しくなる食べ物

イチオシはトマトですね。
トマトは通常1週間ほどしかもちませんが、冷凍すると1ヶ月ほどもちます。
安い時に買いだめして冷凍しておいてもいいですね。

冷凍すると旨味がアップし、皮が剥きやすくなり、味が染み込みやすくなります。

冷凍の仕方は、まずきれいに洗って、できればヘタをとったほうが後で楽ですね。そして、水気を拭きとってジップロックに入れるか、ラップなどにくるんで冷凍庫に入れるだけ。空気をできるだけ入れないようにするのがポイントのようです。

解凍はそのまま水にさらすだけでいいです。なんと皮がスルリと剥けやすくなっていますよ。

そのまますりおろして利用してもよいし、スープにしてもいいですね。

しじみを冷凍するとアミノ酸の１つオルニチンが4倍に増えます。そして細胞が壊れるため、中のエキスが出やすくなります。

冷凍の仕方はタッパーなどに水を入れその中にしじみを入れます。そのまま凍らせるだけです。

解凍は軽く水にさらすだけ。しじみの中は凍ったままでもOKです。

これで作るしじみの味噌汁は栄養たっぷりです。

こんにゃくは約97%が水分です。
こんにゃくを冷凍すると水分が失われスカスカになります。一見これでいいのかと思いますが、グルコマンナンはそのまま残っています。

冷凍すると食感が変わります。まるで肉のような食感となり、副菜だったものが主菜に昇格します。また味が染み込みやすくなります。

冷凍の仕方ですが、こんにゃくを好みの大きさに切ります。そのままジップロックに入れるか、ラップで包むか、保存容器に入れ冷凍します。1日で凍ります。

解凍の仕方はお湯をかけて解凍し、キッチンペーパーなどで水気を拭き取ります。

炒め物や煮物にしても肉の代わりになります。またハンバーグにしてもよいです。つなぎは少し多めにしてください。

コショウを冷凍すると香りが長時間維持できます。香りにとっては湿気が大敵です。湿気があると香りが飛びやすくなります。

他のスパイスも同様です。
例えば七味など冷凍庫に入れておくとよいでしょう。

ほとんどの野菜は冷凍すると悪くなります。酵素が多く含まれるため栄養素を分解し劣化を促進します。

ただ小松菜は味や栄養素が落ちないのです。酵素が活発に働かないためです。

保存も効き凍ったまま調理してもよいです。

フルーツと混ぜると青臭さが出にくいのでバナナやリンゴと混ぜてスムージーにするものおすすめです。

よく冷凍マグロってありますよね。一見冷凍OKのように思えますが、あれは業務用の冷凍庫で-50℃で冷凍しているからです。

家庭用冷凍庫の場合-20℃程度ですので酸化が進行し黒くなり味が落ちます。ですのでNGです。

プリっとした食感が失われ味が染み込みにくくなります。

これはなんとなくわかるかも。分離して酷いことになります。

冷凍したら美味しくなるものもあれば、大変なことになる食べ物もあります。知識として知っておいて、今度是非美味しいものは試してみてください。私はこんにゃくなんかは精進料理などに十分使えると思いました。